クレジットカードの使い方

クレジットカードのボーナス一括払いのメリット、デメリット

kyuryou_bonusクレジットカードの支払方法の中でもあまり利用率が高くはないけど、利用者にとってメリットが大きい「ボーナス一括払い」。分割払いやリボ払いは使ったことがあるけど、ボーナス一括払いは使ったことがないという方も多いのではないでしょうか?そんな方にとってボーナス一括払いは実はかなり魅力的なんです。今回はそんなボーナス一括払いの魅力を紹介していきます。

ボーナス一括払いとは?

単純にいうと、ボーナスの時期に一括で支払いをするという支払方法です。夏冬のボーナス時期(8月と12月)にまとめて支払いをするという形になっています。

以下は三井住友VISAカードのケースです。

夏:12月16日から6月15日のご利用金額を、8月のお支払い日にお支払い。
冬:7月16日から11月15日のご利用金額を、翌年1月のお支払い日にお支払い。

最長で8か月近く支払いを先延ばしすることができるというクレジットカードの支払方法です。
この支払方法の最大の特徴は「原則として手数料がかからない」ということです。クレジットカードの分割払いやリボ払いの場合、支払を先延ばしした分だけ年15%ほどの高い手数料(利息)を支払う必要があります。

ただし、ボーナス一括払いについてはこれが「無料」となるんです。

 

ボーナスなんてもらってないけど大丈夫?

あくまでも「ボーナス時期に一括して支払う」というだけですから、ボーナスがない職業の方でももちろん利用できます。
主婦やアルバイト、個人事業主などでクレジットカードに申込みをした方でも問題なくご利用いただけます。

 

ボーナス一括払いのメリット

ボーナス一括払いを利用する大きなメリットは金利の節約です。

 

分割払いやリボ払いをやめて金利を節約する

分割払いやリボ払いを利用している方は、今後のカード利用をボーナス一括払いに変更するだけでも金利分を減らすことができます(ただし、過去の分割払いやリボ払いをボーナス一括払いに変更することはできません)。
クレジットカードの金利は年15%程度とかなり高めの水準になっています。

たとえば、10万円の残高が半年間あった場合、約7500円の手数料(金利)が発生します。こうした金利をボーナス一括払いを利用することで節約できるわけです。
これは「リボ払いで気が付いたら多額の借金を背負ってしまった時に取るべき解決策」でも書いていますが、金利負担を減らすことで負担を小さくすることができます。

また、8月や12月といったボーナス時期の支払いが厳しいときには、その時に後からリボなどを利用することで、ボーナス払いを分割で返済することができるようになります。ただし、後からリボに変更した場合にはそのあとは金利手数料が発生するのでご注意ください。

 

ボーナス一括払いのデメリット

デメリットとしては「金遣いが荒くなる」という点と「使えないお店の存在」です。

 

ボーナス一括払いで無駄遣いが増える

ボーナス一括払いのように支払いを先送りできる利用方法は便利な反面で慣れてしまうと「無駄遣いが増えてしまう」という副作用を生みます。人は直接お金を支払う場合と比べて、後払いの消費を小さく考えるといわれています。

そのため、ボーナス一括払いというすぐに支払いがこない買い物で金遣いが荒くなって必要のないものを購入するといった問題が発生しやすいです。

便利な反面、注意したいポイントです。

 

ボーナス一括払いは「使えないお店」もあるのでご注意

なお、こんな便利なボーナス一括払いですが、使えるお店と使えいないお店があるのでご注意ください。
ボーナス一括払いはカード会社にとって、金利がもらえない分、加盟店(お店)に対するカード手数料が割高に設定されているわけです。デパート(百貨店)などでは大抵使えると思いますが、個人経営の飲食店などではカードは使えても、ボーナス一括払いには対応していないことが多いように感じます。

一部の飲食店などは「手数料の上乗せをしてくる」といった事例んもあるくらいカード手数料をケチっているわけですから、手数料率の高いボーナス一括払いというオプションを用意していないところも多いです。

 

以上、ボーナス一括払いのメリット、デメリットを紹介しました。普段から分割払いやリボ払いを多用している方は、ぜひご活用ください。

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cardblogger
クレジットカードが趣味です。色々なカードを作ってみたり活用方法を考えたりするのが好きです。ホームページ形式よりも一つのテーマを掘り下げることができるブログ形式に最近変更しました。