クレジットカードの支払方法

JCBの“支払い名人”が“スマリボ”に変更。自動リボのサービス変更点のまとめ

2019年4月16日からJCBの自動リボ払いサービスの名称が「支払い名人」から「スマリボ」に変更されます。名称変更だけでなく、サービス内容も大きく変わりますのでご注意ください。

年会費割引などの優待もある代わりに、内容としては少し厳しくなっています。同じ感覚で使っているとリボ払い手数料などで損をする可能性がありますのでご注意ください。

そもそも自動リボ払いサービスとは?

自動リボの登録をしておくと、すべての決済が自動的にリボ払いとなるサービスです。店頭で1回払いで!と伝えてもリボ払いになってしまいます。

基本的にリボ払いというのは手数料(金利)が高いだけでなく、返済が長期化するため借金地獄への入り口と揶揄されるなど問題のある支払方法です。

それを全開にするような自動リボですが、自動リボにすることで優待を受けられるケースもあるため、仕組みを理解した上で“手数料を払わないような形で”利用するのは意味があります。

JCB支払い名人とスマリボの違い

じゃあ、具体的に見ていきましょう。

支払い名人の自動リボの特徴

  • 毎月のリボ払い額は自分で決めることができる(最大50万円まで)
  • 初回支払いの手数料は無料

こういった内容になっています。初回手数料無料なので、初回で全額の支払いをしてしまえばリボ払いでもリボ払い手数料は無料となります。

キャンペーンの当選確率アップなどの特典がありましたので、うまく使っている方もいましたね。ただ、言い換えると支払い名人のメリットは薄かったです。

スマリボの特徴

  • 支払金額は「利用残高に応じて」決定
  • 初回から手数料が発生

かなり厳しい変更になっています。まず、支払金額(月々の返済額)は残高スライド方式と言って、こちらが決めるのではなく、コースに応じて勝手に決まるようになります。たとえば、10万円以下なら1万円(標準コース)といった具合です。

さらに、初回から手数料が発生します。

これは結構痛い感じの改定になってしましました。一方でメリットは強化されています。

  • 一般カードは1,350円、ゴールドカードは5,000円の年会費割引
  • OkiDokiポイントが2倍

はい。Okidokiポイント2倍に加え、年会費割引が追加されたのはうれしいですね。ただし、普通に決済をしてリボ払い手数料を支払うことを考えると、手数料負けする可能性の方が高いと考えられますので、スマリボを使って年会費の割引きを上手に使うのであれば、少し工夫が必要です。

少額利用で死蔵系クレジットカードの年会費を節約する

有効な活用法としては、あまり決済には使っていないけれども、特典のためにカードだけ保有しているというタイプのJCBカードに有効となりそうです。

条件としては「カードの有効期限月の前月の15日から12か月さかのぼって期間内にショッピング利用があること」となっていますので、決済ゼロはダメですが、年1回以上の利用があればOKってことになります。

年会費優待は三井住友カードの「マイペイすリボ特典」と類似な感じですね。

  • 一般カード:年会費1,350円キャッシュバック
  • ゴールドカード:年会費5,000円キャッシュバック

※キャッシュバック以下の年会費のカードは年会費と同額まで。

たとえば、ANAカード(JCB)は年会費2000円+税(8%なら2,160円)が必要になりますが、スマリボに登録をして年1回以上の利用をすれば1,350円を引いた、810円に節約可能です。

ANAカードは通常カードでも1000マイルの入会マイル・継続ボーナスマイルがもらえますので、810円に節約できるならマイル価値だけでもお得です。

ABOUT ME
cardblogger
クレジットカードが趣味です。色々なカードを作ってみたり活用方法を考えたりするのが好きです。ホームページ形式よりも一つのテーマを掘り下げることができるブログ形式に最近変更しました。