中小企業や個人事業主・フリーランスの方が仕事用のビジネスカード(クレジットカード)を作ろうと思っても、審査の関係等でなかなか簡単にはカードが作れないという話もよく耳にします。
ただ、最近ではインターネット取引も増えており法人取引でもクレジットカード決済が決済が利用される場面も増えています。そうした場面でクレジットカードがないというのは振込手数料などの無駄なコストを支払う必要があったり、取引完了まで時間がかかってしまうケースもあります。
そんな時におすすめなのが銀行のデビットカードです。最近はクレジットカードの決済システムを利用したデビットカードが主流となっており、クレジットカードではありませんが、クレジットカードのように決済をすることが可能です。今回はそんなビジネス向けのデビットカードを紹介します。
そもそもデビットカードとは何か?
デビットカードというのは銀行口座に預けている預金金額の範囲内でキャッシュカード(デビットカード)を使って直接口座からリアルタイム出金をするという取引方法です。
最近のデビットカードは「ブランドデビットカード」といってクレジットカードブランドの決済網(JCBやVISAなど)を利用して、クレジットカード番号を使って取引を行い、決済代金は即時銀行口座から引き出されるというタイプが主流となっています。
ちなみに、デビットカードには銀行のキャッシュカードを使ってデビットカードとして取引ができるJ-Debit(ジェイデビット)という仕組みもありますが、利用時間の制限や利用可能店舗数が少ないなどで利用は進んでいません。
参考:ブランドデビットカードとJ-Debitの違いと比較
法人デビットカードのメリット、デメリット
デビットカードのメリットとデメリットをまとめます。
メリット
・後払いでないので審査なしで作ることができる
・一部のデビットカードは利用でポイントが付く場合もある
デメリット
・即時決済なので口座に預金されている範囲が利用上限
・クレジットカードと違い資金繰り効果が生まれない
ジャパンネット銀行ビジネス口座
ジャパンネット銀行のビジネス口座(ビジネスアカウント)なら手数料なしでVISAデビットカード(キャッシュカード一体型)を作ることができます。
法人はもちろんですが、個人事業主(フリーランス)として口座を開設している方も利用可能になっています。
住信SBIネット銀行デビットカード
大手ネット銀行の住信SBIネット銀行では法人口座限定にはなりますが、VISAデビットカードの申し込みが可能です。特徴としてはポイント制度があることです。月間のデビットご利用金額合計×0.3%分がポイントとして貯まります。貯まったポイントは、1,000ポイント以上100ポイント単位で、1ポイント=1円に交換できます
楽天銀行ビジネスデビットカード
楽天銀行の場合は、法人口座限定のサービスとなります。
こちらのメリットはポイント(キャッシュバック)があることです。毎月の利用金額に対して1%がキャッシュバックされるということです。還元率は1%でしかもポイントではなく現金キャッシュバックというのは魅力的です。
法人カードの場合はどうしてもポイント還元率が抑えられているという面があるので、こうしたポイント還元率が高いビジネス決済方法は魅力的です。
個人事業としてやっているならジャパンネット銀行がお勧めで、法人としてやっているなら還元率が高い楽天銀行がいい感じですね。
以上、法人カード(ビジネスカード)が作れないなら法人デビットカードでの代用がお勧めというお話でした。
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・コンビニ利用が多いならOlive作っておこう
セブンイレブンとローソンなら最低でも7%還元、ちょっと頑張れば10%超のポイント還元が常時発動します。ちょっと仕組み面倒なので「三井住友カードのタッチ決済で7%~20%還元 家族ポイント、Vポイントアッププログラム」は一読しておいてください。
【クレカ作る前に知っておくべき情報】
・リボ払い地獄に陥った人が早く返済するためのコツと方法
とりあえず、リボ払いは絶対にやっちゃだめよって話です。
・ポイントサイトとは何か?
クレカ作るときはポイントサイト。そのまま作ったら損ですよ~って話です。