ANASFCカード(ANAスーパーフライヤーズカード)というのは、限られた人しか作ることが許されないクレジットカードです。SFC(スーパーフライヤーズカード)は、ANAのマイレージクラブ(会員制度)における上級会員資格であるプレミアムメンバーサービスの内「ダイヤモンド」「プラチナ」の資格者だけが申し込みをすることができるというプレミアムなカードです。
いわゆる普通のANAカードに「SFC(スーパーフライヤーズカード)」が刻印されているだけに見えます。ただし、ANAを利用するにあたってのかなりプレミアムな特典が用意されています。
SFCカード(ANAスーパーフライヤーズカード)を取得するには?
ANAにおける上級会員制度(プレミアムメンバーサービス)は1年間のANAの利用実績(プレミアムポイント)に基づいて決定される会員資格です。ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズの3グレードがあります。
この会員資格の有効期限は1年間なのですが、「ダイヤモンド」「プラチナ」のメンバーは有効期間中に申し込みをすることによって、ブロンズメンバーとプラチナメンバーのほぼ中間(ほぼプラチナ寄り)のサービスを受けることができる「スーパーフライヤーズカード」を作ることができます。
これはANA VISAカードの「スパーフライヤーズカード」です。普通のANAカードと違って、「SUPER FLYERS」という文字と、右上にスターアライアンスメンバーゴールドの印字がされております。
これはカードが有効な限り利用することができます。つまり、ANAの準上級会員としての資格をクレジットカードの年会費を払い続ける限り受けることができるという大変プレミアムなカードなのです。
ちなみに、ANAカード(クレジットカード)としてのグレードは「ワイドカード」「ワイドゴールドカード」になります。ANAカードの種類については「こちら」もご参照ください。
スーパーフライヤーズカードの特典
2016年3月16日調査時点の特典です。
ANAラウンジの無料利用
クレジットカード会社のゴールドカードラウンジよりもグレードの高いANAの専用ラウンジを利用することができます。ANA便やスターアライアンス加盟航空会社運航便を利用の場合に限る。
なお、スーパーフライヤーズカードの会員本人、家族会員、同行者が利用可能です。
アップグレードポイントによる座席クラスのアップグレード
スーパーフライヤーズ会員には4ポイントのアップグレードポイントが毎年付与されます。さらにANAグループ運航便の利用に応じても付与されます。座席クラスのアップグレードは国際線・国内線ともに利用可能です。なおアップグレードポイントは1ポイントあたり1000円のANAスカイコインと交換することも可能です。
搭乗手続きの際に空席がある場合はプレミアムエコノミーへのアップグレード
空席があれば追加料金なく、プレミアムエコノミー(国際線)へとアップグレードすることができます。この際にはアップグレードポイントを使用する必要はありません。
この他にも書ききれませんが、以下の様なサービスもプラスされます。
- 国内線の座席の優先予約
- 空席待ちの優先
- 国際線特典航空券の優先予約
- 優先チェックインカウンターの利用
- 優先搭乗
- 専用デスクによる予約
- フライトマイルのボーナス
- ANAスカイコインの交換レート引き上げ
上記に加えて通常のANAカードの特典ももちろんついています
いかがでしょうか?かなりプレミアムな会員資格であることが分かると思います。
SFC会員になるためのSFC修行
これだけのすごいメリットがあるSFC(スーパーフライヤーズカード)なので、このカードを取得することに情熱をかけている方も多いです。
SFC(スーパーフライヤーズカード)をゲットするにはANAの上級会員であるプラチナ以上の資格取得が必要です。そのプラチナを1年間頑張って取得してSFCをゲットすることを「SFC修行」と読んでいます。
SFC修行の内容
SFC修行は「5万プレミアムポイント」を貯めることが重要です。プレミアムポイントはANA便への搭乗で貯めることができます。ちなみに、無料航空券(特典航空券)ではプレミアムポイントは貯まりませんのでご注意ください。
通常のマイルと同様にグレードの高い席(予約)ほどもらえるプレミアムポイントは大きくなります。一番価格的に効率的なのは国内線の場合は、株主優待券を使ったプレミアム株主優待割引(プレミアムシート)が効率的です。
ちなみに、SFC修行をする方はプレミアムポイント(PP)と実際にかかる費用から最も効率的な路線を決めて搭乗する人もいらっしゃいます。こうした必要なお金(航空券代)に対してもらえるプレミアムポイントをPP効率などとも呼びます。
1)プラチナ会員資格を取得する
1月1日から12月31日までの1年以内に、5万プレミアムポイントを達成します(5万ポイントのうち、ANAグループ便で2.5万ポイント以上が条件)。
2)翌年4月1日以降にプラチナ会員となり、SFCが申し込み可能になる
ちなみに、年の途中でもプラチナの資格(5万プレミアムポイント)を貯めたら、事前サービスとして申込が可能になります。
3)カード会社の審査に通れば、晴れてANAスーパーフライヤーズカードが手に入る
当年中はANAのよりグレードの高い「プラチナメンバー」としての特典が利用できます。翌年以降はスーパーフライヤーズメンバーとしてカードを所有している限り特典を受けることができます。
なお、ANAスーパーフライヤーズカードには幾つかのカードが用意されています。詳しい選び方については「ANAスーパーフライヤーズカードはどのブランド?どのグレードがオススメ?」のページで紹介しているのでこちらもご参照ください。
最悪の審査落ちは回避してね。
ANAのSFCはメンバー資格を取っていれば申込の資格があるわけですが、審査自体はカード会社によって行われます。
SFCは最低がANAワイドカード相当となっており、ANAの一般カードよりも一つグレードの高いクレジットカードになっています。そのため、SFCの申し込み資格は取れたけど、肝心のANAカードの審査に通らない…。なんてことにはお気をつけください。
回避策としては事前に申し込みをしておきカードを取得しておくこと。
たとえば、ANA VISAワイドカードやワイドゴールドカードを取得しておき、その上でSFC資格を得たら、「カードの切替」という形で対応するという方法です。これだと審査落ちはありません。
以上、ANAの最高峰カード、ANASFCカード(ANAスーパーフライヤーズカード)の紹介でした。ANAカードの最高峰のクレジットカードと言えばANAプレミアムカード(JCB、Visa)などがありますが、実質的なサービスを考えるとSFCの方がグレードは上です。
取得のハードルは高いですが、飛行機に乗る機会が多い方はチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
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クレカ作るときはポイントサイト。そのまま作ったら損ですよ~って話です。