クレジットカード決済システム(国際ブランド)としてのJCBではなく、クレジットカード会社としてJCBが発行しているクレジットカードの多くは、カードの利用で「OkiDokiポイント(オキドキポイント)」と呼ばれるポイントがたまるようになっています。このポイントを様々なアイテムや商品券、あるいはほかのポイント・マイルとの交換に利用することができます。
今回はそんなJCBのOkiDokiポイントを上手に活用する方法やお得な交換方法、貯め方などをわかりやすくまとめていきたいと思います。
JCBのOkiDokiポイントの基本情報
JCBのポイントであるOkiDokiポイントはカードの利用通常1000円につき1ポイントが貯まるポイントプログラムです。なお、ポイントの集計は1000円単位ですが、取引の都度ではなく、月間の取引額の合計に対して行われます。
ポイント有効期限:2年間
ただし、2016年2月分以降のポイント獲得分はカードのグレードによって有効期限が変わります。ゴールドカードは3年間、JCBゴールドザプレミア・JCB the Classが5年間となります。
OkiDokiポイントの価値と還元率
OkiDokiポイントについて、商品券やポイントのように現金換算ができる商品との交換レートは1ポイントあたりおおよそ5円となります。そのため、標準的なポイント付与を考えるとJCBカードの基本ポイント還元率は0.5%程度であるということができます。
JCBギフトカードなど金券との交換
1050P=5,000円分
2050P=10,000円分
3050P=15,000円分
※50ポイント分は送料等の手数料かと思われます
ちなみに5000円相当以下のギフト券類と交換するときはポイント価値が1ポイントあたり3円くらいに下がります。なので、1000ポイントくらい貯めてから交換するのが効率がよさそうです。
ポイント交換
各種ポイントとの交換も可能です。
ANAマイル、dポイント、WALLETポイント、びっくポイント、楽天Edy、WAONポイントなど様々なポイントと交換可能です。ANAマイルは一般カードの場合1ポイントあたり3マイル、dポイントなどの共通ポイントは1ポイントあたり4円相当のポイントとなっています。
なお、2016年8月現在はキャンペーン期間中でdポイントなどの共通ポイントが25%増量中で1ポイントあたり5円で交換することができます。
ANAマイルとの交換
OkiDOkiポイントはANAのマイルと1ポイント3マイルで交換可能です。「1マイルの価値はいくら? 航空会社のマイルの価格」で消化したように仮にマイルの価値を1マイル2円とするなら1ポイント=6円ということで通常のポイント交換よりもやや割が良くなります(還元率0.6%)。
ちなみに、ANA JCBカードの場合は1ポイントあたり10マイルと交換することができ、還元率は2%にまで高まります。ただし、ゴールドカード未満のカードは年間に5400円のポイント交換手数料が必要になるので、そのあたりも考慮して考える必要がありますね。
商品との交換
JCBはディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーです。そのため、ディズニー関連のアイテムとの交換もお得です。
たとえば、パークチケット1枚あたり1300ポイントです。パークチケットは2016年8月現在で7,400円(大人)なのでポイント価値は5.69円(還元率0.569%)とギフト券効果よりも高価値です。
また、ホテルミラコスタ宿泊券などのディズニーホテルの宿泊券、その他ディズニーグッズとの交換も可能です。
ちなみに、家電製品との交換も可能ですが、このあたりは実際の実売価格を鑑みると、交換価値はそこまで高くないように思います。
JCBのOkiDokiポイントの付与率や優遇サービス
基本は1000円につき1ポイントです。ただし、JCB EITのように1000円につき2ポイントが付与されるようなカードもあります。また、JCBカードは年間のJCBカード利用額におじた「JCB STAR MEMBERS」というロイヤルカスタマープログラムを提供しています。
JCB STAR MEMBERS
年間(12月16日~翌年12月15日)の利用金額に応じてランクが付与され、ランクに応じた特典(ポイント付与率のアップ)が行われます。
「Oki Doki for ORIGINAL」 「Oki Dokiポイント CLASSIC」 「Oki Doki for OS(法人)」 「Oki Doki for Debit OS」の会員の方 |
左に記載されていない会員の方 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
メンバーランク名称 | 一般 | ゴールド | JCBゴールド ザ・プレミア/ プラチナ/JCBザ・クラス |
メンバーランク名称 | 一般 | ゴールド | プラチナ |
ロイヤルαPLUS | 対象外 | 60%UP | 70%UP | ロイヤルα | 対象外 | 25%UP | |
スターαPLUS | 50%UP | 60%UP | スターα | 20%UP | |||
スターβPLUS | 20%UP | 30%UP | スターβ | 10%UP | |||
スターePLUS | 10%UP | 20%UP | 対象外 |
最大でポイント付与率が70%アップします。ちなみに、通常の付与が1000円につき1ポイントという場合は1000円につき1.7ポイントになるということです。1ポイント5円換算としたら、ポイント還元率は最高で0.85%ということになります(基本ポイント付与が1000円につき1ポイントのカードの場合)。
JCBのポイントのメリットと活用方法
国内でも最大級のカード会社のポイントだけあって、使い道が豊富なことが大きなメリットといえます。
使い勝手のよいJCBギフトカードの他、航空会社のマイル、共通ポイントのように換金価値が高い交換先も多数用意されています。
ディズニーリゾートのチケットやホテル宿泊券などとの交換レートも悪くないのでディズニー好きにはたまりませんね。
一方のデメリットとしては基本のポイント還元率がいわゆる高還元率カードと比較すると高くないというところでしょうか。JCBカードの場合は基本0.5%です。たくさん買い物をして特典を受けても0.85%くらいになります。
ポイント還元に特化した「楽天カード(基本1.0%還元)」などと比べるとどうしてもどうしても見劣りします。
ただ、クレジットカードはポイントだけではありません。JCBのオリジナルシリーズ(プロパーカード)なら先日紹介した「JCB the Class」のようなプラチナカード(ブラックカード)のような高ステータスカードへの道もありますし、そうしたカードならポイント以外の特典も豊富です。
以上、国内唯一の国際ブランドでもあるカード会社JCBのポイントプログラム「OkiDokiポイント」について説明しました。
・とりあえずもっとけ「楽天カード」
年会費無料だし、とりあえずもっておけで間違いなしのクレカですね。
>>楽天カード作成はこちら
・コンビニ利用が多いならOlive作っておこう
セブンイレブンとローソンなら最低でも7%還元、ちょっと頑張れば10%超のポイント還元が常時発動します。ちょっと仕組み面倒なので「三井住友カードのタッチ決済で7%~20%還元 家族ポイント、Vポイントアッププログラム」は一読しておいてください。
【クレカ作る前に知っておくべき情報】
・リボ払い地獄に陥った人が早く返済するためのコツと方法
とりあえず、リボ払いは絶対にやっちゃだめよって話です。
・ポイントサイトとは何か?
クレカ作るときはポイントサイト。そのまま作ったら損ですよ~って話です。