クレジットカードを利用して貯めることができるポイントやマイル(マイレージ)って課税の対象になるのでしょうか?ホームページやブログなどで年に何万~何十万ものポイントやマイルを貯めている方が記事を発信していらっしゃいますが、こうしたところの税金については大変気になるところだと思います。
そんなわけで、クレジットカードのポイントや航空会社のマイルに税金はかかるのか?ということを紹介していきます。
結論はでていない
いきなり、この記事の存在意義を問うような形になっていますが、国税庁のタックスアンサーや税理士の見解などはバラバラのようです。
2016年3月現在においてクレジットカードのポイントやマイレージ・マイルの税金については確固たる見解は出ていないようです。
具体的に各所の判断を見ていきましょう。
タックスアンサー
そもそも、クレジットカードの利用などでえたポイントやマイルに対する項目自体がありません。
税務大学校論叢(ろんそう)という、当校研究部教授等が 執筆した租税・税務会計等に関する研究論文、判例研究、租税資料紹介では、ポイントを受け取った段階では不課税だが、電子マネーや値引きなどとして利用した時に課税するのが適当といった意見は出ています。
ただし、これが現在の課税当局の意見と言うわけではないようです。
税理士の考えについて
会社の顧問税理士にも聞いてみました。
彼によると、普通にお買い物でもらえるポイントは「割引」と判断することができるので課税の対象とすることはない。たとえばヨドバシカメラでお買い物をして10%分のポイントをもらったとしても、そのポイントは所得にはならないということですね。
一方で、ポイントサイトなどを通じてポイントを獲得する場合、これらのポイントやマイルは一時所得(法人からの贈与により取得する金品)と判断できるので、それに従った形での申告が必要になると考えられるが、一時所得には年間50万円の控除額があるので、申告が必要になる人はほとんどいないのではないか?というお考えでした。
ネットで調べたところ、ポイントやマイルについては一時所得と考える人と、雑所得と考える人がいるみたいですが、一時所得と考えている税理士さんが多そうですね。
ポイントやマイルを受け取ったら申告するの?
ポイントやマイルを一時所得であると考えると、普通に個人のクレジットカード利用やお買い物で貯めたポイントやマイルについては、あまり問題になることは無いでしょう。
国税庁などがポイントやマイルについてどのように扱うのかということを言い出してからでも問題はないと思います。
どうしても心配なら税務署に行って相談してください。
その一方で、紹介制度やアフィリエイトなどを利用して年間に数十万円単位、数百万円単位で稼いでいる人は別です。
このようなケースでは、たとえポイントやマイルであっても事業的に稼いでいるとみられる可能性があるからです。
(参考:アフィリエイト広告の仕組みやASPサービスの比較)
※税金に関する質問等がある場合は税理士または税務署にご相談ください。
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【クレカ作る前に知っておくべき情報】
・リボ払い地獄に陥った人が早く返済するためのコツと方法
とりあえず、リボ払いは絶対にやっちゃだめよって話です。
・ポイントサイトとは何か?
クレカ作るときはポイントサイト。そのまま作ったら損ですよ~って話です。