クレジットカードの付帯保険の記事

アメリカンエキスプレスの付帯保険「リターンプロテクション」で返品不可の商品も返品可能?

text_henpinアメリカンエキスプレスのゴールドカードには「リターン・プロテクション」と呼ばれる付帯保険が自動的についてきます。このリターンプロテクションは、アメックスのカードで購入した商品を何らかの理由で「返品」したいとき、お店側がその返品を受け付けかなった場合にその商品の返品をアメリカンエキスプレスが受け付けるという付帯保険となります。

アメリカン・エキスプレスのカードでご購入いただいた商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合には下記へご連絡ください。 購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスにご返却いただくことにより、購入金額をカード会員様の会員口座に払い戻しいたします。

今回はそんなアメリカンエキスプレスのユニークな付帯保険である「リターンプロテクション」について紹介していきます。

リターン・プロテクションのしくみ

アメリカンエキスプレスのリターンプロテクションは、クレジットカードで購入した商品の返品をしたいとき、店舗側がそれを受け付けてくれなかったときに、アメックスに連絡をすることでアメックス側が商品を引き受けてくれ、利用代金を返金してくれるというものです。

もちろん、無条件に何でもOKというわけではありません。1商品につき5000円以上3万円までで、年間で15万円まで。さらに、商品は購入から90日以内、かつ未使用で損傷がないこと、ほかに加入している保険や購入店の返品規定によって適用されない場合のみとなっています。

利用規約を見てみると、下記のような商品についてはそもそもリターンプロテクションは使えないことになっています。

適用対象外商品
・動物および生きている植物
・同じものが二つとない商品(骨董品、美術品、特注品、名入れ品、毛皮)
・全額をカード払いしていない商品
・閉店セールの商品
・消耗品および生鮮食品
・貴金属及び宝石
・サービス
・希少硬貨
・使用済み、組み立て済み、修繕済み商品
・携帯電話
・自動車、オートバイ、モーターボートなど原動機で動く乗用具と部品、付属品
・土地建物
・有価証券(切手も含む)
・現金、現金同等物、チケット類
・オーディオ、ビジュアル、パソコンなどのソフトウェア、オンラインコンテンツ、書籍
・ヘルスケア商品
・家、事務所、乗り物に恒久的に取り付ける部品

うーん、こうやってみると結構対象外のアイテムが多いですね。カードで購入しそうなもので、同補償の対象になりそうなものといえば、洋服とか、食器とか、靴とかでしょうか。一度でも使うとダメなので正直言ってそこまで使えるかどうかは微妙ではありますね。

消耗品はダメということですが、何をもって消耗品とするかの判断も難しそうです。

 

実際にアメックスのリターン・プロテクションは使えるのか?

私はアメックスのカードをあれこれ10年ちかく利用していますが、正直一度もお世話になったことはありません。
ネット検索などを色々してみましたが、こういうケースではリターン・プロテクションが適用されたという実体験や事例のようなケースを見つけることはできませんでした。

ただ、アメックスのリターン・プロテクションに限らず、すべての保険(損害保険)に言えることですが、保険が適用されるかどうかは保険会社の判断による部分も大きいため、購入した商品を返品したいと思うけど、お店側がダメだというというのであれば一度、アメックスの保険受付センターなどにお問い合わせしてみることをお勧めします。

 

なお、リターンプロテクションについては「アメリカンエキスプレス公式ホームページ」から最新の利用規約をご確認ください。

 

以上、アメリカンエキスプレスの付帯保険「リターンプロテクション」で返品不可の商品も返品可能かというお話でした。

ABOUT ME
cardblogger
クレジットカードが趣味です。色々なカードを作ってみたり活用方法を考えたりするのが好きです。ホームページ形式よりも一つのテーマを掘り下げることができるブログ形式に最近変更しました。