日本で旅行をするときにはあまり馴染みのない、ホテルでの「デポジット(保証金)」というものをご存知でしょうか?海外のホテルでは一般的で、事前にホテル代金を決済している場合でも要求されます。これは飲食代金や電話代、ミニバーの利用、ホテルの備品を破損した場合などに備えてホテルが要求するものです。
一般的にクレジットカードがあればカード情報を登録することで対応しますが、クレジットカードを持っていない場合は現金によるデポジットを要求されます。
デポジットは現金またはクレジットカード
現金でデポジットを預ける場合は宿泊料金相当または300ドル~1000ドル程度が求められることが多いです。かなり大きめな金額になってしまいます。ちなみに、デポジットを現金で払う場合には預かり証がもらえるのでなくさないようにしましょう。チェックアウト時に返金を受けることができます。
一方でクレジットカードを登録することでデポジットとすることも可能です。この場合は現金は不要です。
チェックアウトするときは明細を確認。サインは慎重に
チェックアウトするときには明細書があり、サインを求められます。
このとき、身に覚えがない請求がないかをその場でしっかりとチェックしましょう。
チェックしたいのは「ミニバーの利用」「ルームサービス」「館内チャージ」など。
ちなみに、本当に身に覚えがないもの(ホテル側のミス)であっても、一度サインしてしまうと支払いを了承したとして返金されない場合もあります。この辺りは日本の対応とは違いますので、間違っている部分があるのであればサイン(了承)する前に必ずホテルに確認してください。
帰国後は必ず利用明細をチェックすること
クレジットカードによるデポジットについてはホテル側がチェックイン時に仮チャージ(仮の請求)を挙げておき、問題がなくチェックアウトすれば仮チャージを取り消すという手続きを行います。
これが正常に行われていない(取り消しミス)などの場合にはそのまま請求としてあがってくることもあります。
証拠となるのはホテル側が発行した明細書になるので、明細書などは最終的な支払いが完了するまで(クレジットカード会社からの利用明細が確定するまで)はかならず保管するようにしてください。
こうした場合は冷静にカード会社に問い合わせを行いましょう。こちら側にミスがなければ取り消してもらえるはずです。
利用明細の確認は安全上習慣化するべきなのですが、特に海外旅行に行ったあとは重点的にチェックすることをお勧めします。
(参考:クレジットカード利用明細を必ずチェックするべき3つの理由)
以上、海外のホテルはチェックイン時にデポジット(保証金)が必要というお話でした。