自営業の方やフリーランスの方などで国民年金を払っている方も多いかもしれません。そんな国民年金について、毎月コンビニなどで支払っているという方は支払方法を少し払い方を変えるだけでも大きく得ができる可能性があります。
国民年金は前納制度がある上、クレジットカード払いも可能です。前納払いの割引に加えカード払いを活用すれば、それによるポイント還元もプラスされて節約につながります。
国民年金保険料はクレジットカード払いでポイント分得をする
まず、国民年金の保険料の支払いは一部を除き、クレジットカード払いが可能です。
平成28年度は1カ月当たり16,260円の保険料が必要となりますので、1年間で195,120円もの保険料を納付することになります。
仮に、ポイント還元率が1%のクレジットカードでこの国民年金保険料を納付した場合にはおよそ2000円相当のポイントを得することができます。
金額が大きい分、ポイント還元によるメリットも大きいですね。ポイント還元率が高めのクレジットカードを利用するようにするとお得です。
さらにお得な前納制度
さらに国民年金には前納という制度があります。
前納というのは、将来支払う年金保険料を前もって支払っておくという支払方法です。この前納を利用すると一定の保険料割引を受けることができます。
下記は2016年度の国民年金保険料の支払方法と割引額を示したものです。
振替方法 | 1回あたりの 納付額 |
割引額 | 2年分に換算 した割引額 |
振替日 |
---|---|---|---|---|
2年前納 | 377,310円 | 15,690円 | — | 5月2日 |
1年前納 | 191,030円 | 4,090円 | 8,180円 | 5月2日 |
6カ月前納 | 96,450円 | 1,110円 | 4,440円 | 5月2日 10月31日 |
当月末振替 (早割) |
16,210円 | 50円 | 1,200円 | 毎月月末 |
翌月末振替 (割引はありません) |
16,260円 | なし | なし | 翌月末 |
1年分を前払いで支払うことで約2.09%、2年分を前払いで支払えば約4.02%(年利換算)の割引を受けることとができます。
2016年1月末より実施されたマイナス金利政策によって、定期預金や国債などの利回りが大きく低下している中で、これだけの高い割引を受けることができるというのはそれだけ有利に運用しているというのと同じことになります。
どうせ支払うものだというのであれば前払いしておく方がお得と言えます。
なお、再就職などによって国民年金から厚生年金に切り替わった場合には、払い過ぎている分は戻ってくることになるので安心してください。
1年前納はカード払い可能、2年前納はカード払い不可能
ちなみに、前納制度において1年前納に関してはクレジットカード払いが可能になっているのでカードのポイントも貯めることができます。
一方で2年前納の場合はカード払いは利用できず口座振替を利用することになります。
1年前納と2年前納を比較すると割引率はあきらかに2年前納の方が大きいです。
クレジットカードのポイント還元率が2%を超えるカードをがあるというのであれば別ですが、そうでないならカード払いではなく、2年前納(口座振替)を選択するのがベストかと思います。
もっとも、2年前納となると40万円弱のお金がまとめて必要になりますので、そのお金を用意するのが難しいというのであれば1年前納+クレジットカード払いがお得になりそうです。
以上、国民年金保険料はクレジットカード払いや前納制度活用で割引を受ける方法の紹介でした。
なお、国民年金や厚生年金といった年金制度についての知識を深めたい方は「年金対策.com 年金で老後に備える対策を」のサイトもお勧めです。
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